2025年度京都きものPR大使の日下侑華さん「55歳、これからも様々なことにChallengeします」

2025年度京都きものPR大使の日下侑華(くさかゆか)さんのご紹介です。侑華さんは、会社員のかたわら、ウォーキング講師、あしなが育英会のファシリテーターとしても活動されており、そのバイタリティーの源を教えていただきたく、経歴を含めて手記をお願いしたところ、経歴を含めて手記をお願いしたところ、快くお引き受けいただきましたので、ぜひご一読ください。

日下侑華(くさかゆか)

●経歴(幼少期~学生)
『ごく一般的な家庭環境で育ちました』と話したいところですが、現実はそうではなく、幼い頃から感じていたことは、家族というより他人と暮らしているような家庭環境で育ちました。

家族の愛というものを感じられず育ち、幼い頃から人付き合いが苦手で、いつも孤独を感じ、人を心から信じることができない私でした。

高校受験にも失敗。滑り止めの私立高校に入り、大学進学を夢みた矢先、家庭の金銭的事情で大学進学を諦める手前までいきましたが、お年玉を貯めたなけなしのお金で、地元の短期大学を受験。なんとか合格しましたが、学費のためにアルバイトに明け暮れる日々でした。

●経歴(社会人生活)
そんな私が、なんとか今の会社に入社。独身時代、結婚、離婚後も、趣味が特に無い私は、会社と家の往復の日々でしたが、子育てが一段落着いた52歳の時『このままの人生で現世を終わっていいのか?』と自分に問いかけた結果、自己改革することを決意しました。

苦手としていたSNS、Instagramの投稿にChallengeし、三年前に『マイストーリーコレクション』という素人さんのファッションショーに出たことをきっかけに、和装やドレスのミセスコンテストにもChallenge。ウォーキングの奥深さを知り、ウォーキング講師の資格を取得。今は会社員をしながら、副業でウォーキング講師をしております。

●最大のピンチ&一番嬉しかったこと
息子たちが3歳と1歳の時に離婚。愛情を知らずに育った私は、子育てを義務のようにこなし、いつも怒っていました。結果、息子たちとの関係性は必然的に悪くなり、会話もしてくれなくなりました。

今はただ後悔してもしきれない、そんな日々を、ここ数年前まで送っておりましたが、ほんとに少しずつですが、会話をしてくれるようになりまして、息子たちから『ありがとう』との言葉が。それが何よりも嬉しく、私が幸せを感じる瞬間です。

●これからの夢&目標
私がミセスコンテストや、ウォーキングにChallengeした結果、マインドが変わり、自分を開花させることができたこと、また、色々な分野でChallengeし続ける友達、仲間と出会えたことは私の財産です。

今年で55歳、まだまだこれからも諦めることなく、様々なことにChallengeして参ります。

現在、週末の休日を利用して、あしなが育英会様のファシリテーターとしても活動させていただいておりますが、今後も多岐に渡る活動を行って参ります。

障害を持つ親御さんや、親族の介護をされているヤングケアラーの方々、また、ウォーキングを習うことができないお子様へ、ボランティア活動の一環としてウォーキングをお伝えし、皆様が、未来に夢を持てるよう、ご自身で未来を切り拓くきっかけにしてもらえるようなウォーキング講師を目指します。

また、着物コンテストをきっかけに大好きになった和装。京都きものPR大使として、お着物の良さ、日本の和文化の素晴らしさを、過去の私のように、着物を着る喜びを知らない方々へ伝えて参る活動は、今後も継続して参ります。

52歳から走り出した人生

今後も少しでも人様のお役に立てる活動をしながら、息絶える瞬間に自分の人生が幸せだったと思えるよう、今後も走り続けたいと思います。


侑華さん、お忙しい中ありがとうございました。

侑華さんは複数のSNSアカウントで情報発信されていますので、こちらもぜひご参照ください。

●『周りの人を元気にする大人の女性』紹介企画では、写真の掲載についてはご本人様からの了承を頂いております。画像・動画の無断使用は禁じられていますのでご注意ください(50s.online編集部)。